RIDEコンチョをお買い上げ頂いたお客様、これから買おうと考えているお客様の全ての悩みでもある「取り付け方法」を徹底ガイドしてみたいと思います。 そもそもRIDEコンチョが第2第3と再販しているのは「取り付けたコンチョがなくなってしまった」という無念な思いをされている方がいらっしゃるからでもあります。 これ以上そういった無念な思いを増やさないためにも、いまさらではありますがコンチョの取り付け方法をガイドします。 なお、店頭で購入頂いたお客様で私マタノが担当させて頂いた場合は、無料で取り付けまでやらせて頂いております。 当ページを読んでも自分での取り付けに不安のある方は当店にて購入&取り付けをするか郵送で財布をお送りください。 片道分の送料はご負担頂いてしまいますが、コンチョを発送する際は送料無料なので予め財布を工房へ送って頂ければ責任を持ってコンチョを取り付けし返送いたします。 コンチョだけをご購入頂いた方で、のちのち財布を買ったお店、または革財布のメンテナンスを出来るショップでこのRIDEコンチョの取り付けを頼もうとして断られてしまうケースが多々あります。 最寄のショップで依頼する場合は「ネジ留め式の後付けコンチョ」の取り付けに理解と協力を得られるお店なのか予め確認しておいたほうがよろしいかと思います。 前置きが長くなりましたが自分で取り付けたい方の為に手順を説明します。 コンチョ表面 コンチョ裏面は写真↓のように煙突のような真鍮金具が溶接されています。 高さは約4〜6mmです。中心はメスネジが切ってありオスねじももちろん付属しています。 取り付ける財布を確認してください。取り付ける箇所に既にコンチョが着いている場合はそれを取り外さなければなりません。 その場合裏面を確認します。 写真のようなマイナスねじや六角ねじ、で留めてある場合はネジを緩めればコンチョを外すことが出来ます。 逆を言えばネジが緩んでしまうとコンチョは取れてしまいます、この簡易性が取り付けを容易にするメリットでもありコンチョ紛失のデメリットでもあります。 ちまたのレザーショップではこのような簡易的な取り付け金具を嫌うところは少なくないです。後付けコンチョの取り付けを断られてしまう根本的な理由でもあります。 私の財布にはマイナスネジがついていたのでマイナスドライバーで緩めていきます。ネジは時計回りで締め込み反時計回りで緩みます。 ネジは真鍮のやわらかい金属なので回す力よりドライバーが溝からずれないようにグッと下に押さえ込む力が重要です。 押さえ込む力7:まわす力3くらいの割合でドライバーを操作しましょう。 ネジをはずすと写真のようなパーツ構成でばらばらになります。オスネジ、ホック、財布の穴、コンチョです。 この穴にRIDEコンチョの裏面の煙突パーツを差し込んでいくのですがここから一番重要なポイントに突入します。 それは財布の取り付け部分の生地の厚みです。写真下だとコンチョのついていた穴の側面から革の厚みがなんとなくわかりますが モニター越しだと2〜3mm程度でしょうか?この厚みにあわせてコンチョに細工を施さなければなりません。 皆さんの財布はどのくらい厚みがありますか? RIDEコンチョを表からあてがって裏からみると財布の面より煙突が突起している場合はコンチョに対して財布の生地が薄すぎます。 また、コンチョをあてがって裏をみると革と煙突がツライチ付近の場合、これはなかなかいい感じですがこのままつけると危ないです。 一番理想なのは革の面より煙突が奥にいる場合、写真下の用な状態が取り付けに最適です。写真のようにしてからネジ止めするのが理想です。 これはネジの構造と原理を理解していれば当然ともいえますがネジはしめこむと底つきして取り付けの保持力を失ってしまいます。 写真下はコンチョにネジを最大まで締めこんだ状態です。煙突とオスネジの間に0.5mm程度隙間が出来ます。 革と煙突がつらいちな状態だとしっかりととめられず危険な状態なのはこの隙間のせいです。ネジの締め込み幅が10段階あったとしたら 6段階くらいでネジがきつくなるように調整するのが理想です、革は圧迫すると薄くなっていきます、しかし使っていくと湿気や劣化の影響で革の厚みにゆとりがでて 増し締めが必要になる場合があります。その時最初の取り付け段階で10段階中の6段階くらいでネジがかかるようにとつりつけていれば 7,8,9と増し締めする余裕があり、そのつどしっかりと固定することが出来ます。とりあえずで取り付けると最初はよくてものちのち増し締めが必要になったとき ネジに閉め幅が残っていなくてオスネジが底つきしてしまう・・・なんてこともあるので注意が必要です。 最初から写真↓のように煙突位置を設定しておけばOKです。ちなみに分厚い財布の方は何もしなくても写真下のようになるのでその方は ホックを入れてネジで閉め込めばOKです。ネジが底つきする前にコンチョがガチガチになるのを確認してください。 財布が薄くて煙突が革より飛び出てしまう場合は以下をじっくり読んで理解してください。 ではいかにして煙突位置を調整するのか。一番重要なポイントです。 まずコンチョ裏面には最初から当て革をはめてあります。 (お詫び、当て革を標準装備にしたのは第3期の再販以降なので第1期第2期の方々で 紛失された方には大変申し訳なく思っております。対応が遅くなってしまい申し訳ございませんでした) 当て革は2mm程度のものを付属しています。煙突が6mmあるのに対し当て革2mmだと写真下で突起している煙突は4mmということになります。 当て革を入れる厚みによってコンチョの取り付け最低面を底上げできることから、煙突の高さを低くすることができます。 当て革を2mm入れただけで写真下のようになりました。まだ少し突起していますが突起が半分くらいなったことがわかります。 この要領で当て革を2枚3枚といれると写真下のような煙突位置を作ることができますがここが大きな落とし穴。 当て革を増やす=ネジで閉めたときの圧迫幅が増えて通常よりも増し締めが多く必要になってしまいます。 つまり当て革をたっぷりいれて写真下のようにしてもネジを締めこむと結構薄くなってしまいネジがグングンしまっていきます。 この落とし穴を回避するのが金属ワッシャーです。圧迫してもうすくなりません。しかもワッシャの外径が大きくなればなるほどコンチョの 取り付け最低面の底上げが出来て煙突が短くなります。ちょっと難しいかもしれませんがお茶碗に1cmのコインをいれても底面でコロンとなりますが 直径10cmのコインだったら底面までいかずにとどまります。 ワッシャを入れるとこうなります。中心穴は大きすぎるとNGですが大体あっていればOKです。もっと大きな外径のワッシャだともっと薄い革にも 対応しそうですがホームセンターなどでコンチョに直接あてがって選ぶと良いと思います。 ワッシャのまま財布につけると財布の生地が傷むので当て革(標準装備)を入れます。 この写真下の状態で煙突の突起が2mm弱まで短くなりました。 写真下はワッシャを入れる前、変化は歴然ですね。ちなみに当て革が標準でつかない時期にご注文くださった方で当て革を探している方は 裁縫屋などにいくと厚めのフェルト生地がありますのでお勧めです。大きい生地だと無駄がでるので飾り用の(?)小さいのとかでも対応できます。 中心の穴はカッターとかでも開けられると思います。 ワッシャーを1枚、当て革1枚の状態で写真下のようになりました。ちなみに写真下でコンチョにあてている生地は2mmのもので 相当薄いですがワッシャーを利用することでこのように薄い生地にもしっかりと対応させることができます。 ホックを忘れずに入れてネジを締め込み締め込み6段階くらいでネジがしっかりと留まっているのを確認してください。 コンチョを手で回してみて硬くなっていればOKです。簡単に回ってしまうようでは危険です。6段階くらいの締め付けでコンチョがしっかりと 留まっていればOKです。最後に保険としてネジロック剤をつけるのもお勧めです。 ホックのサイズが小さくてネジが巧くはまらない場合もあるかと思います。 その場合はホックの交換が必要になりご家庭ではお手上げかと思うのでその場合はDREDLINEまでご依頼ください。 完璧に取り付けるコンチョは輝きがちがいます!!! レザーウォレットとの相性抜群!読者の皆様頑張って取り付けてくださいね!! |
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